記録

何かの感想とかをひたすら書くだけ。自分の記録。

舞台ギヴンについて

舞台内容外の話とか。


とても久しぶりの、原作ストーリーの2.5次元。たぶんエーステ秋振り。初めて現地で観るびーえるの舞台。
5巻分やる、配信はやらない、と言われて秋春推しとしては行くしかない・・・と思って行ったけど、京都全部チケットおさえてた9月の自分をまじで全力で褒めたたえた。

回を重ねるごとに進化する舞台を直接見て感じることが出来て、本当に幸せだと思ったし、これだから舞台観劇はやめられないんだよなと現地で見る舞台の良さ、回数見る舞台の良さを思い出しました。
配信に慣れてしまってたので、配信やるって言われてたらたぶん劇場行かなかった。
でもそしたらこの感動を味わうことはなかったんだなと思うと、このご時世に配信をしないという決断をし、この舞台は生で体感してほしいとおっしゃっていた公式様の気持ちがわかるし、感謝する以外ないなと思いました。
ほんっとーーーーーーーーーーーーに現地で見られて良かった舞台。
幸せなことにいいお席で観ることも出来て、オペラグラス使わずに細部まで観られたのも幸せだった。ありがたかった。

でも、東京公演に1公演も行けなかったことはだいぶ悔しい。
京都の6公演でこれだけ進化したカンパニーが、東京ではどうなったのか欠片も見られなかったのがかなり悔しい。
観劇人生の中でもずっと残りそうな悔しさ。
円盤楽しみにする・・・


脚本がアニメ、映画と携わってくださったゆにこさんだからか、5巻分が見事に綺麗にまとめられていて、そんなに展開の速さを感じることもなく、置いていかれることもなく、違和感なく見られたのが本当に感動した。
同じように「こんだけの話をこの時間でやるの!?」みたいな舞台を観たことがあるけど、そのときはとても不満が強かったので(ほんっっっっっとうに駆け足だった、ダイジェストもいいところだった、アニメのいいところがいかしきれてなかった)、まとめても大丈夫なところ、絶対に丁寧にすべきところ、繋げ方、テンポなどでここまですんなり入ってくるつくりになるんだなと思った。演出もあいまって本当にすごかった。

あと、ギヴンってコミカルなシーンとか、そういうとこのテンポの良さとかも魅力だと思ってて。
アニメだと原作と同じ表情描けるし、効果的に画面作れるけど、生身の人間がしかも舞台でそういうシーンするのってめっちゃ難しいのでは・・・と思ってたんですけど、絶妙な感じで融合してる・・・!!と思いました。
原作やアニメ見てないって方にはどう見えたかわかんないけど、少なくともわたし個人は、あのテンポでの会話や感情の起伏とかを表現できる演技と演出すごいなと思いました。
最初は見慣れないから圧倒された感はもちろんあったけど、回数重ねる内に間とか更に良くなってるの感じた。

ゆにこさん好き(ばんどりからお世話になっております)
松崎さん好き(松崎さん演出の舞台どれもツボです)
トライフルさん好き(紅葉鬼という原作があるようで全くないものを見事に作り上げてくださった)
という、個人的に、原作を生かして活かして愛を感じる作品を作ってくださるという大好きな方々のお名前を最初に拝見したときから、絶対観るしかない舞台だなと思ってましたが、本当に本当に本当に素晴らしい舞台でした。

舞台上の役者さんからも、舞台全体からも、原作を理解しようとしてくれたこと、理解してくれたこと、向き合ってくれたこと、伝わりました。愛でした。
不思議なことに、キャラクターや世界と向き合ってくれてる、好きでいてくれてる(いようとしてくれてる)ことって、原作を好きであればある作品ほど観劇中に伝わる。
たぶん仕草の一つ一つとかかもしれんけど。
今回も真摯に向き合ってくださったことがとても伝わってきました。
本当に感謝しています。
時世に負けずに観に行ってよかったと心から思いました。


ギヴンの舞台を諦めずに上演してくださったこと、
延期になっても更に良くしようとバンド練習をたくさんしてくださったこと、
BLというジャンルにも関わらず愛を持って挑んでくださったこと、
なんかもう・・・すべてに感謝しかありません。

BLということでどんなお気持ちで演じてくださったかは正直わからないですし少し怖いですが。
少なくとも、ギヴンという作品が好きで、BLというジャンルも好きなわたしには、ジャンルや性別など関係ない、人間と人間の友情や愛情の物語だと感じられました。
本当にギヴンの世界が目の前にありました。
更にギヴンを好きになりました。
感動と感謝しかない・・・

あと1000000000000000000000回は観たかったな!!!!って思ってる。

この感動ほんとにずっと忘れたくない。
ので、感想書き殴った。
これを読むたび、薄れていってしまう記憶が鮮明に蘇るでしょう。
わたしの脳がんばって生きて。

以上、終わりです。
本当に本当に最高の舞台だった。舞台ギヴン、大好きだ。